毎日を楽しむエコエッセンス[カフェ エコロ]
パトリス・ジュリアンの Écolo Life Style

Cafe Ecolo 更新情報

“ビストロブーム”や“カフェの流行”のパイオニアであり、“ル・クルーゼ”を日本にいち早く紹介するなど、近年の日本人のライフスタイルをデザインしてきた、パトリス・ジュリアンさん。
その独自の視点や感性から、日常をもっと豊かにするちょっとしたアイデアや、ヒントを全4回に渡ってお届けします。

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VOL.4 社会へ広げていく“心のエコシステム”

目に見えないエコロジーを考える

「資源をムダにしないで!」「自然を大切にして!」
今まさに目の前にある環境問題について、
声を大きくしてみんなに伝えることも大事なアクション。
でも僕は、それがどんなに遠回りだとしても、
心を出発点にした“目に見えないエコロジー”について
みんなに考えてほしいと思うんです。
考えるべきエコロジーは、
表面的なことばかりじゃなく、心の中にもあるってこと。

暮らしの“楽しい”を発見しよう

結局は“心”を持った僕たち人間が存在して、
考えたり、声に出したりすることが、
あらゆるものに影響を与えています。
もちろん、それは地球環境にも。
それじゃあ一日中何を考えて、人に何を話しかけるべきか?
なんて考えてしまうかもしれないけど、
そのヒントが、ここまでで話してきたことにあります。
つまり暮らしの中の“楽しい”に気づくこと。
そして感じることです。

“楽しい”が“大切”になる

こだわって選び、使うごとに愛着が増すお気に入りのモノ。
小鳥の訪れる庭や緑豊かな公園で癒しを誘う、
自然のエネルギーを心地よく感じること。
心を込めたおもてなしで、
人と気持ちよくコミュニケーションすること。
こうした心地よいもの、楽しいものは心から大切にされます。
誰に頼まれなくてもね。
これが、僕の考える“心のエコシステム”です。

人と人は、心でつながる

さあ、今度は街に出て“心のエコシステム”を広げてみましょう。
できれば、あなたセンスや価値観がいっぱい詰まった
こだわりのモノ持って出かけてください。
それはあなただけではなく、見た人も楽しくさせるようなモノです。
たとえば、決して性能が便利とは言えないけど、
クラシックなデザインや装備が心地よくフィットする僕の愛車。
この車を見ると、子供も大人も笑顔で声をかけてくれます。
お気に入りのお店に入るのもいいですね。
好きな雑貨や、きれいな花、おいしいものに囲まれて過ごすのは
幸せな時間ですが、そこに楽しい店員さんがいたら、
会話も弾んで、自分も店員さんも楽しくなれます。

“心のエコシステム”で広がる

心の内と外の世界は、
輪のようにつながった、ひとつのエコシステム。
その中で、“楽しい” “心地よい”というフィーリングは、
人から人へ、そして社会から社会へ広がっていくでしょう。

日々の暮らしの中の、たくさんの“楽しい”が、
みなさんの“心のエコシステム”を育ててくれるよう願っています。

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パトリス・ジュリアン/ Patrice Julien

1952年モロッコ生まれのフランス人。ライフスタイルデザイナーとして、
独自の視点に立ったライフスタイルの提案や著作物の制作、
企業とのコラボレーションによる商品開発などで、多くのファンを集めている。
代表例として、ココット鍋の“ル・クルーゼ”ブランドをプロデュースしたことでも有名。

おもな著書:
「暮らしのたね」(トーソー出版)
「生活はアート」 (幻冬舎文庫)
「ゆたかに生きる」(成美堂出版)ほか多数。

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